hetemlのサーバにEC-CUBEをインストールしてみます。
ちょっと記事が長いので、気合をいれて書きます!!
それでは、いきます。
事前準備
1)まずはEC-CUBEで使用するデータベースを作成しましょう!
管理画面 -> データベース -> 「データベース作成画面へ」ボタンをクリック
- データベース名:データの名前になります(※ユーザー名にもなります)
- 接続パスワード:データのパスワード
- メモ:何個もDBを作っているとわからなくなりますので、何に使うDBかメモ書きをしときます。
データベース一覧に新規でデータベースが作成されています。
EC-CUBEのセットアップの時に必要なデータベース情報は
- サーバー名
- ユーザー名(※「_」から始まるユーザー名)
- パスワード
2)次は、EC-CUBEを置くディレクトリを設定します。
今回は、既に設定している独自ドメインのサブドメインで運用します。管理画面 -> ドメイン・メール設定 -> サブドメインを作成したい独自ドメインの「詳細を見る」ボタンをクリック。そして「サブドメイン」のリンクをクリック!

サブドメインの設定 -> 「新規作成」ボタンをクリックすると「サブドメインの作成」画面に遷移します。

ここで必要な情報を入力します。
- サブドメイン:入力エリアに任意の文字を入力します。今回は「test」
- ディレクトリ名:公開ディレクトリを設定します。「test/html」と入力します。
※test = サブドメイン名と同じ名前を指定 / html = htmlディレクトリの直下が公開領域になります。
これでサブドメインの設定は完了です。設定したディレクトリは自動的に作成されます。
ファイルのアップロード
FTPでアップロードする場合
EC-CUBEの圧縮ファイルをまずは解凍します。解凍後のディレクトリの構成は以下になっていると思います。
必要なディレクトリは、「html」と「data」のみです。
他は必要ありませんので、時間がある時にでも眺めてみましょう!
それでは、FTP接続をしてそれぞれファイルをアップロードします。
「html」ディレクトリの中身を/web/test/html の直下にアップロードします。
「data」ディレクトリを丸ごと
/web/test/ にアップロードします。
アップロード後のディレクトリ構成は以下のようになっているはずです。
「data」フォルダ以下のファイルはWEBブラウザからはアクセスできない上位階層に配置し、「html」内のファイルWEBブラウザからアクセスできる位置に配置します!
解凍したままのディレクトリ構成になっていればOKって事です。
ファイルをすべてアップロードしたら、
「 http://test.example.com/install/ 」にアクセスしてください。
インストールが始まります。
シェルを利用してのアップロード
こちらの方が簡単ですので、シェルを使えるならこっちの方が良いです。シェルでログインします。
//「test」ディレクトリまで移動します cd web/test/ //ディレクトリを削除します rm -rf html //EC-CUBEのzipファイルをダウンロードします wget http://downloads.ec-cube.net/src/eccube-2.11.3.zip //「web/test/」の直下に「eccube-2.11.3.zip」がありますので、 //これを解凍します unzip eccube-2.11.3.zip //解凍すると、「eccube-2.11.3」というディレクトリができ、 //その中に「html」「data」ディレクトリがあるので、移動させます mv eccube-2.11.3/html html mv eccube-2.11.3/data data //「eccube-2.11.3.zip」と「eccube-2.11.3」を削除します rm -rf eccube-2.11.3.zip rm -rf eccube-2.11.3
これで、ディレクトリ構成は以下のようになっているはずです。
※シェルのメリットはファイルのダウンロード、展開がめちゃくちゃ早いところです。
コマンドを入力すれば、ものの数秒で作業が終わります。
上記を確認したら、「 http://test.example.com/install/ 」にアクセスしてください。インストールが始まります。
EC-CUBEのインストール
1)インストール開始
「 http://test.example.com/install/ 」にアクセスすると、インストール画面が表示されます。「次へ進む」をクリック。
2)権限チェック
ディレクトリやファイルの権限を確認してくれ、問題なければファイルをコピーしてくれますので、「次へ進む」をクリック。
3)サイトの設定

ECサイトの設定
- 店名:店名を入力します。
- メールアドレス:受注メールなどの宛先になります。
- ログインID:管理画面にログインするIDを入力します。
- パスワード:管理画面にログインするパスワードを入力します。
管理機能の設定
- ディレクトリ:「admin」と入力されていますので、そのままでOK。
- SSL制限:管理画面への接続をSSLに強制できます。(チェックした方が良いかも。今回は使用しないのでスルー)
- IP制限:管理画面へのアクセスをIPで制限する場合は、IPを入力。(今回は制限しないのでスルー)
WEBサーバーの設定
- URL(通常):「 http://test.example.com/ 」と入力されていますので、そのままでOK。
- URL(セキュア):SSLを使用する場合は、「 http 」を「 https 」に変更。
- 共通ドメイン:未入力でOK。
4)データベースの設定

- DBの種類:MySQL
- DBサーバー:データベースのサーバ名を入力(mysql*.heteml.jp)。
- ポート:空欄でOK。
- DB名:データベース名を入力。
- DBユーザ:データベースユーザー名を入力。
- DBパスワード:データベースパスワードを入力。
5)データベースの初期化
そのまま「次へ進む」。
6)データベースの初期化成功
そのまま「次へ進む」。
7)サイト情報について
任意のチェックを入れたら「次へ進む」。
8)インストール完了
インストールが完了です。そのまま『 管理画面 』へログインします。
9)install/index.php の削除
ページ上部にエラーが出ていますので、FTPでサーバーに接続し、「 /web/test/html/install/index.php 」ファイルを削除します。

以上で、インストール&設定は終わりです。
「 http://test.examole.com/ 」にアクセスすると、EC-CUBEの初期画面が表示されているはずです。

お疲れ様でした。
⇒2)インストールした後に、すぐやる設定-hetemlのサーバでEC-CUBE(2.11.3)を使ってみる
⇒hetemlのサーバでEC-CUBEインストール~公開までの道のり